必見!ギャンブルをテーマにした邦画作品
ギャンブルは、日本で大方が違法とされているにも関わらず、ここ数年ギャンブルをテーマにした邦画がいくつも制作されています。今回は、そのなかでも必見の4作品を紹介します。
『映画 賭ケグルイ』
”賭ケグルイ”とは、「狂信的なギャンブラー」のこと。主人公の蛇喰夢子(じゃばみゆめこ)は私立百花王学園の2年生。成績が良くて真面目で、模範的な生徒に見える彼女ですが、実はダークな秘密がありました。そう、彼女は狂信的なギャンブラーだったのです。彼女の行動が生徒会に波紋を起こし、生徒会は彼女を抑えるためにあらゆる行動に出ます。
河本ほむら氏と尚村透氏による同タイトルの漫画は、2019年に映画化されました。映画は120分の上映で290万ドルの興行収入のヒット。日本国内に住んでいない人でも、Netflixでオリジナルアニメを視聴できます。
『乾いた花』
『乾いた花』は、1964年に制作された、邦画のなかでは最も心に残るギャンブル映画作品です。篠田正浩氏のフィルムノアールは、ヤクザの鉄砲玉である村木が刑務所出所したことから始まります。彼は違法の賭博場を訪れ、そこで冴子という名前のミステリアスな女性に出会います。冴子は村木に賭博で大きく勝ち続けますが、2人はアウトローな世界にのめりこみ、お互いに破滅的な願望を募らせていきます。
同作は、著名な映画評論家であるRoger Egbert氏からも高い評価を受けており、それに賛同する声が多い作品です。
『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』
カイジの続編は、1作目と同じか、それ以上に素晴らしい作品です。カイジ2は前作から1年後の世界を描いていますが、カイジはまた借金を抱えていました。2億円の借金があるカイジは、なんと10億円以上の出玉を持つ「沼」と呼ばれるパチンコ台での博打を勧められます。
ここ日本では、パチンコ台は大変人気のあるもので、スロットマシンの日本版といったところでしょうか。カイジはパチンコ台で大勝ちすると猛進しますが、決して10億円の出玉が出ないよう、実は沼は遠隔で操作されていたのでした…。
『カイジ ファイナルゲーム』
2020年に公開されたシリーズ最終作。カイジシリーズがついにこのファイナルで完結しました。日本国内でプレミア上映されたときに大成功を収め、大きな注目を集めた作品です。
前2作品とは違い、『カイジ ファイナルゲーム』は原作漫画のストーリーではなく、映画オリジナルストーリーとなっています。そのためか、前2作品ほどではありませんでしたが、それでも日本のギャンブル映画のなかでは間違いなく上位ランキングに入るでしょう。ちなみに、簡単に紹介すると、主人公のギャンブラー・カイジが、与えられた4つの課題に挑み、人生をひっくり返していくというストーリーです。